2008年8月 寺山心一翁 月の言葉 | 寺山心一翁のガン治しの方法は、ガンに愛を送ること、意識を高めること。

寺山心一翁 月の言葉

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2008年8月の言葉 「暑い日の続いた8月でした」

2008年8月の言葉

7月の疲れを取るため、仕事のペースは大幅にダウンした日々でした。


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8月2日から4日まで、私と家内、そして、3人の子どもたちの家族が勢ぞろいしての夏休みを、伊豆の河津で過ごしました。
普通の家庭にはよくある夏休みの光景なのかもしれませんが、私にとってこの出来事は特別に意味のあることでした。
じつに家族全員が勢ぞろいして休みを過ごすのは23年前にガンなって以来のことだったからです。5人家族だった私たちは23年の間に、14人に増えました。


訪れてみて初めて知りましたが、私たちが泊まった旅館は、今上陛下も宿泊され、また、ピアニストのスビャトスラフ・リヒテルも宿泊してピアノを弾いたという宿でした。

伊豆には海水浴に行ったはずでしたのに、水着で海辺に出ることはせず、ごろ寝と温泉、チェロと読書でほとんどの時間を過ごしました。泳ぐのは大好きですが、体がいうことを聞かずごろごろしていました。しかし、元気な子どもや孫たちは、朝から夕方まで、海に出て海水浴を楽しんでいたようでした。

時々旅館のロビーに出て、かつてリヒテルが演奏したというピアノを弾きますと、人が集まってきてしまい、聴いた方からお礼を言われました。ホテルの支配人までもが来て、「どうぞ毎日弾いてください。お客さまに喜んでもらえますので。」と気をつかってくださいました。

置かれていたのは非常によいピアノで、また、調律も十分されており、良いコンディションでした。私がリラックスして好きな曲を弾いたので、皆さんも楽しく聞いてくれて、海水浴に来ていた人々が思いがけぬピアノの音に興味を持ってくれたのでしょう。

とうとうこの場所でチェロのコンサートまでしてしまいました。
天井の高い、反響の良い場所でチェロを演奏するのは、とても心地がよいものでした。
練習のために持っていったチェロでしたが、本番気取りで曲を弾くスリリングな練習になりました。

この家族一緒の夏休みで何より素晴らしかったのは、子どもたちや孫たちとの、朝と夜の食事でした。一つの部屋を借り切り、全員で食事をする楽しさ嬉しさをじみじみかみ締めました。

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8月6日、巣鴨にある三菱養和会にお招きいただき「意識が変われば、からだが変わる」というテーマで講演しました。
会場いっぱいに人がいたせいで酸素が足りなくなったのか、夏の暑い日中だったからなのか、私の話が面白くなかったのか、寝てしまわれる人が多かったのには、少々驚きました。
私の話のテーマには皆さん大変興味を持ってくださったように思ったのですが・・・。


8月8日からは北京オリンピックのTV観戦を楽しみました。
目を見張るような開会式の豪華さ、素晴らしさとは裏腹の中国の人たちの生活を知ると、なぜあそこまで見栄張らねばいけなかったのかと思います。中国人のオリンピックメダリストが、その後に悲惨な生活を送っていることを知っています。勝ち負けに国家がからむ裏には、勝つために教育され、年をとって用がなくなると省みられなくなる犠牲者がいることを、我々はもっと知らなければいけないと思いました。
ギリシャに始まったアマチュアの競技会が、いまや勝ち負けを国から要請されるプロの世界になってしまったオリンピックを痛ましく思いつつ、それでも毎夜テレビに釘付けになっていた私でした。

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98月16日、中野にプラネタリウムを見に行きました。久しぶりに見たプラネタリウムの映像はあまりに人工的でした。シャスタ山や富士山の五合目で見た天の川との差は仕方がないにしても、科学の粋を集めた人工的な天体観測の表示装置に、悲しさを感じました。毎年シャスタ山で見る、夜空に輝く銀河系を思い出して、素晴らしい自然を汚してしまった我々の責任を改めて感じました。
63年前の8月15日の終戦の日、小学校4年生の私は盛岡から東京に戻っていましたが、夜空があまりにもきれいだったことを思い出しました。


8月19日、サトルエネルギー学会の理事会が後楽園で開かれました。来る9月20日のシンポジウムを成功させるため、各理事たちの協力を取り付けることと、2年ごとの理事改選について各理事の意思表示が大きなテーマでした。 私たちのサトルエネルギー学会が、今後大きくこの世の中で貢献していくための方向付けに当たって大切な会になりました。

理事会を終えてから新宿に向かいました。夜に朝日カルチャーセンターで、意識の超越理論の第5講があるからです。
今回のテーマは『宇宙のレベルの意識』でした。この意識のレベルでは、言葉がさらに少なくなっていきます。内容を表現するのはなかなか難しいですが、感覚的に捉えることは、非常に容易にできる意識のレベルです。

聴講者の中にピアノの伴奏をしてくださるすばらしいピアニストの方がいて、前回に引き続きチェロの演奏を伴奏でサポートしてくれました。
なお、この連続講座は、今回で一区切りで、また、10月から新しい5回連続講座が始まります。

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小さいときから父に牧野富太郎のことを聞かされていた私にとって、この偉人の生まれた高知に来て、この植物園を訪れることができることの喜びを強く感じました。
本来は違うところを案内してくださる予定でしたのに、私が安岡さんに、ちょっと牧野富太郎の話をしたことがきっかけとなりました。本当は坂本竜馬の記念碑のある浜に行く予定でしたが、急遽ここをご案内くださいました。この場所に4時間は居たでしょうが、とても気に入りました。


8月21日、7月に続いて日本建築医学協会の理事会が開催されました。この協会の姉妹団体として日本建築医学学会を設立するためにアイデアを出し合いました。
現在、新学会設立のための発起人と賛同人となっていただける方たちにお声がけをしています。住居と健康の問題に、データを示して世の中に問うていこうとする、世界で初めての学会です。賛同してくださる人々が、今どんどん名乗りを上げてきてくれています。
日本が長い間独自に長い間培かってきた、健康に良い建物が潰され、健康に悪いとされる建物が急速に勢いを増している昨今、この学会の存在する意義は極めて大きく、世界各国に波及することは間違いないでしょう。日本の気候風土に合う健全な建物を、日本人がもう一度見直す機会にもなることと思います。

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そして夕方からは懇親会に駆けつけました。坂本竜馬の出身地という土地柄でしょうか、この会では、今の医学をもっと正しい道に戻そうとするエネルギーの強さを強烈に感じました。
特に、医師の伊藤泰雄先生の熱気あるエネルギーには感動しました。さらに、懇親会に連れてきてくださった、患者さんたちの病を治そうとする熱意には心を打たれました。私の『がんが消えた』も読んでいてくださり、皆さん元気いっぱいでがんを自分で治そうと努力をされている人たちでした。

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8月23日、神奈川の心の癒し・幸塾で、『ガンなんて怖くない〜日々を豊かにできるコツ』というテーマで講演をしました。
幸塾のコーディネーターをされている高松由起子さんの澄んだ心で、サイババの講和を中心にした愛のお話が前半にあり、その後、私が講演しました。
最初にチベットベルで場を清めてからスタートしました。久しぶりに用いたチベットベルでしたが、会場に響き渡る音は、その場を一瞬のうちに変えてしまったようでした。


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チェロ演奏を講演の間に挟み語りかけました。
講演終了後の懇親会は、皆さんがとても和やかで、喜んでいる様子がよく伝わってきました。


この会を主催されている高松雅行さん由起子さんご夫妻は、NPO法人神奈川県アニマルセラピー協会を設立し、犬を中心として動物による愛で、たくさんの人々の心を開き、健康への道に導いている人たちです。

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私は自分のセミナーでも、がんになられた人たちに、環境が許すのなら積極的に犬を飼うことを勧めています。犬の人間に対する忠実な愛が、人々の癒しを促し自ら癒しの道を辿るきっかけができるからです。
アメリカでアンドルー・ワイル博士が、心を閉ざした病気の人たちにアニマルセラピーを勧めているのを見たとき、自分が中学生のときに犬を飼っていたことを思い出しました。
今、私の住んでいるところは、犬を飼うことが禁止されており、都会には私と同じような環境に住んでいる方々が多くいると思いますが、動物に接することで、自分がこの世に存在し、愛されていることを感じるだけで、心が開きます。
この運動を推薦している高松さんご夫妻の活動を、心から応援したいと思います。

8月24日はわが社の創立記念日でした。超越意識研究所を有限会社として設立登記して丸3年が経過した日でした。この日は日曜日でしたので、特に表立ったお祝いはせず、静かな気持ちで私は過去を振り返り、今後の発展を祈念して神社に参りました。ちょうど新しく会社案内も出来上がってきて、わが社がさらなる発展をしますようにと、社殿を前にしてしばらく頭を下げていました。

8月29日、船井メディアの『ザ・フナイ』編集長、高岡良子さんが訪問してくれました。『ザ・フナイ』の9月号、コミュニケーション特集号に、『「意識の超越理論」から見たコミュニケーション論 〜意識の在り方で変わる、自己、他者、そして自然との対話〜』を寄稿したので、お礼を兼ねてご挨拶にいらしてくれました。話が多岐にわたり、時間の経つのがあっという間の感じでした。『ザ・フナイ』が、さらに多くの読者の心をつかむ貴重な発信源となることを祈っています。

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8月30日、サトルエネルギー学会事務局長の鈴木俊輔さんが、『古神道と言霊、そして魂の気付きへ』というテーマで、スペシャルセミナーを行いましたので、聴きにいきました。会場は席が足りなくなる大入り満員でした。
日本の古神道を通じての言霊論をはじめとして、また、古代から現代にいたる歴史の中で、脈々と続いているサトルエネルギーについて、とても良くまとめた内容でした。「雷は、神が鳴ると書いて雷である」という鈴木さんの講座は、まさに、サトルエネルギーを代表すべき数々の諸問題を、壮大に描いていたと思いました。


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写真にあるように、日本列島を回転して行くと、ココロという字になるというくだりは、見応えがありました。
片岡慎介理事のハートあふれる司会がまた、実に見事に聴衆をセミナーに引き込み、片岡さんの名司会とともに、この夜の鈴木事務局長の講演会は、最近いろいろとあるサトルエネルギー学会の講演の中で、ひときわ光を放っていました。素晴らしい!の一言です。

最後に片岡理事が、9月20日のサトルエネルギー学会のシンポジウムのことに触れ、客席にいた私を紹介してくれましたので、今回のシンポジウムで私が予定している講演内容をかいつまんでご紹介しました。会場の方たちの喜んでくださった顔をみて、まだサトルエネルギー学会に未加入の人たちが、きっと学会員になってくれるだろうと思いました。


8月31日、わが社は浅草で開催された第32回東京すぴこんに出展しました。私はあいにく当日会場に行くことができませんでしたが、このような催しが少しずつ皆さんの中に浸透して、人々の意識が愛に満ちていくことを願っています。

振り返ってみて、8月は、6、7月に疲れたからだを癒し、次の来るべき9月に向けて調整をする月でもあったと思います。

9月は、サトルエネルギー学会・秋の大会シンポジウムで、私のチェロとピアニストの河上素子さんによる、音楽を中心とした講演で今までにないプレゼンテーションを行い、サトルエネルギーへの皆さんの関心を高めていこうと思っています。当社でも、チケットを協賛会社の金額でお分けしています。
みなさん、サトルエネルギーの真髄に触れることができるこの機会に、ぜひ、講演を聴きに来てください。

また、10月には、がんの患者さんとその家族のためのセミナー『癒しへのいざない』の第2回目を上田の女神山ライフセンターで行います。これははじめて7月におこなったセミナーが好評だったことを受け、急遽開催を決定しました。

それに続いて2泊3日の『愛と癒しのワークショップ』をおこないます。終了日の夜には、東京・葛飾で、高名な声楽家である江川きぬさんがプロデュースするコンサート 『響きあう魂』に駆けつけ、アヴェ・マリアを演奏し、また、江川きぬさんが歌うアヴェ・マリアでは、私がピアノの伴奏をすることになりました。

芸術の秋さながらに、9月、10月も忙しくなりそうです。


(署名)愛 心