2013年3月 寺山心一翁 月の言葉 | 寺山心一翁のガン治しの方法は、ガンに愛を送ること、意識を高めること。

寺山心一翁 月の言葉

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2013年3月の言葉

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2013年3月の言葉

3月は、年度末という言葉がある通り、いろいろな意味で一区切りをさせられるような出来事が続きました。
そして、久しぶりにカルフォニアのアナハイムで、ワイル博士にお会いしました。


2013年3月の言葉

3月5日は、朝日カルチャーセンターで年に2回おこなっている、音楽の講座を務めました。7年間続いているので、今回で13回目になりました。今回も伴奏を河上素子さんにお願いし、演奏とお話しで音楽がもつ癒しの力について、皆さんに感じてもらう講座になりました。


3月22日から24日まで、信州の女神山の麓にある女神山ライフセンターで、2013年度のワークショップがはじまりました。
第1回は、体の意識から感情の意識へ上げるために、感じるようになることを中心に置き、自分をしっかりと見つめ、心の奥底に溜まっていたネガティブな感情を、だんだんと開放するコツをつかむレッスンでした。
今回は、昨年から続けて出席されている方も多く、一つ一つのワークが進んでいくのを納得しながら楽しんでおられた姿が、とても印象的でした。
このワークショップは、意識が高まる智慧のレッスンで、参加者が自ら気づいていく中で、ある人は、自然治癒力を感じるようになり、またある人は、癒しへの道を見つけることができるなど、意識を高く持てるようになることを目標にしています。意識の超越理論をベースに、自分の中に深く入り、自分の存在を素直に認めていく中で、変わっていく自分の気持ちもシェアしていきます。

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ワーク二日目の朝、日の出の1時間前宿舎の前に集まり4時50分に出発し、しばらく登っていなかった雷山、通称ゴロゴロ山を目指して、真っ暗な道を歩き始めました。空気が変わる瞬間を皆さんに味わってほしいため日の出前に出発するのですが、樹木が出す酸素で空気が一瞬のうちに変化し、小鳥が泣き始める瞬間を感じると、皆さんは感動しながらその空気を味わっていました。

頂上に行くことはできませんでしたが、達した最高地点で記念写真を撮り、新しい酸素で満ちた山道を下りてきて、3時間近くの山歩きを楽しみました。


ワークショップが終了したときの皆さんの表情が、女神山に到着したときとは全く変わっていることが参加者同士でお互いによく分かるようです。感じる力が高まるからよけいなのでしょう。皆さんいちように、今を生きているという喜びに満ちた顔になり、人生に自信をもって、山を下りていきました。

昨年の今頃、私は自分の年齢のことを考えて、今年のワークショップはどうするか考えていましたが、昨年11月にフィンドホーンの発足50周年を祝う行事に参加した時に考えが変わりました。創立者の一人であるドロシー・マックレーンさんが、間もなく93歳を迎えるというのに、とても元気でおられる姿に触発されたのです。私はとても勇気づけられて、今年も行う決心を固めました。
私の意識が変わっていったのです。

5月10日から12日までの第2回スマイルワークショップは、あと数名で満席のようです。私も張り切って頑張る所存です。

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日付は戻りますが、7日の夜、羽田からアメリカに向かいました。

8日から10日までアナハイムで開かれる、Natural Products Expo West/Engredea 2013という催しに出かけるためでした。このExpoの強力な推進者の中心に、ワイル博士がいらっしゃいますので、会場でお会いすることになっていました。
このExpoの会場は、私にはとても懐かしい場所でした。病気になるずっと前のことです。1975年にNational Computer Conferenceが開催されたとき、私は最新小型コンピューター情報の視察旅行で初めてアメリカに行きました。その時と同じ会場でした。


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ところで、このExpoは、いまだ西海岸でしか開かれていません。

参加してみて、このような動きが、アメリカの西海岸で始まっているということに、私は大変驚きました。広大な会場に、自然食品をベースとした展示場が広がっていました。それらの中には、無農薬を表示した様々な食品類、たとえば、ジュース、お菓子、冷凍食品、日本茶、コーヒー、紅茶、水などから、自然材料のみの化粧品に至るまで、最新のものはもちろんのこと、今後新商品として売り出そうとしている商品が、所狭しと陳列されていました。製造機械の展示もありました。


さて、大きなスペースを取って、たくさんの企業が展示を誇っていましたサプリメントについて、私の感じたことを述べてみます。
どの企業も美貌のセールスマンを投入し、お客への認知度を上げる広告宣伝がいやというほど繰り広げられていました。企業は、販売に会社の成長と衰退がかかっていることを熟知しています。入場者であるお客様、いわゆる販売会社やDistributer、一般の人たちに、いかに取り入れてもらうかが、会社の生命線であるわけです。
では、なぜこのようなサプリメントが、アメリカで全盛を招いているのでしょうか?

アメリカは国土が広大なうえに、それぞれの地域で気候が全く異なり、農業に至っては、効率よくマスプロ化することで、農業収益を上げなければならなくなってきているため、一般の農家は単一食物の栽培に偏って生産しており、農家といえども、自分たちの作っている食物だけでは栄養が偏って、滞ってしまうからです。

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アメリカに滞在するたびに、このアメリカ人の食事の質が、われわれ日本人から見ると、あまりにも偏っており、朝食などは貧相としか思えません。
その不足を補うために、たくさんの種類のサプリメントが必要になってきているのでしょう。


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一方で、多くの刺激の中で暮らすアメリカ人は、ストレスを強いられ、食欲をコントロールできなくなった人たちが、過食のために肥満となり、やがて病人となって寿命を短めているとしか思えません。
サプリメントが生活の質QOLを高め、ひいては寿命を延ばすという宣伝が、大変目につきました。
さらに目についたことは、Non GMOという表示です。すでにアメリカでは世論が高まり、遺伝子組み換え商品が病気を招きやすくなり、すでに、人間に害をもたらす、という表示をしているブースまでありました。このExpoでは、日本の感度よりはるかに真剣に、遺伝子組み換えがいけないことを訴えていました。
また、Fair Tradeであることを訴えていた商品が多かったことも目につきました。今までがFair Tradeではなかったからでしょうね。


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また次のような表示がとてもユニークで、ちょっと目につきましたので、下記に紹介します。この表現はとても可愛いでしょう。
Liquid herbal drops (液体ハーブのドロップ)
Developed by doctors (医師達により開発されました)
Used in clinic.(クリニックで使用されました)
Trusted by moms. (お母さん達に信頼されました)


特に目立った展示は、新しい参加企業のために、3階のBallroomで、特別展示スペースが与えられ、特に新しいビジネスになる可能性のある商品を探してDistributerの人たちが目を光らせて訪れ、展示物の説明を食い下がるように聞いていたのが、私にはとても印象的でした。隣接するビルでは、今年から教育のためのセミナーが開催されていましたが、私は行く時間も体力もありませんでした。


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さて私はこの会場で、とても多忙なワイル博士が指定の場所に定刻に現れてくれて、お会いしました。


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この巨大な会場を歩いているときに、遠くから「ハロー、シンさん」と声をかけて、飛んできてくれた人がおりました。毎年日本がんコンベンションでお会いしている、米国がんコントロール協会のフランク・コウジノウ会長とご子息でした。
このような広大な場所で、よくぞ私のことを見つけてくださったと思いました。
大変嬉しかったです。しばらくいろいろと情報交換をして、7月上旬に日本で開催される日本がんコンベンションでの再会を約して別れました。


このExpo間毎年開催されています。とにかくあまりにも広大なところに繰り広げられたShowだと思ってください。
身体によい自然商品Natural Productsが、こんなにも注目されてきているということを、知りたい人には、またとない機会になることでしょう。

帰国の前に、ワイル博士のFace bookの「Lunch at True Food Kitchen in Newport Beach, CA. I'm in Anaheim for Natural Products Expo West!」という書き込みを見て、興味を持ち訪れてみました。True Food Kitchenは本当に素晴らしい新鮮な野菜を中心としたレストランで、さすがだなと、すっかり感心してしまいました。メニューにあるワイルさんの名前が付いたジュースを注文し、ワイルさん推薦の食事もいただきました。

今、世界がどんどん狭くなってきていることを切実に感じます。

日本は、4月から新しい期が始まります。何が始まるのでしょうネ。楽しみですね。

(署名)愛 心