2013年4月 寺山心一翁 月の言葉 | 寺山心一翁のガン治しの方法は、ガンに愛を送ること、意識を高めること。

寺山心一翁 月の言葉

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2013年4月の言葉

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4月2日から朝日カルチャーセンターの「意識の超越理論」の講座は、実践編という形で内容を刷新し、3回の連続講座として始まりました。

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これまでの講座は主に講義が中心でしたが、この連続講座は、五感をフルに使い、意識の高まりを実感していただくという試みです。

第1回目は、3種類のミネラル・ウォーターを用意して、皆さんに味を比べてもらうことから始めました。1回水を飲み、ワークをはさみ、また、水を飲みます。
皆さんは、何度も3種類の水を飲み比べ、神妙な顔つきでどう感じるか、確かめていました。このような方法で、自分の中にある基本的な感覚を取り戻すことが、意識のレベルを高めていく入口になることを、少し納得してもらえたように思います。
受講者からは「この短い時間の中でさえ、水の味は確かに違って感じられる」と言った方がおりました。 小さな時から記憶することばかりを訓練していると、感度が鈍くなるのです。この先皆さんがどう変わっていくか、楽しみな講座です。


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53年ぶりに鹿児島に行きました。家内と二人の旅でした。


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この写真は、指宿の砂風呂です。


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幕末と明治維新に大活躍した西郷隆盛の果たした役目と、関が原以来の島津家の長年の努力を、歴史の舞台となった地で深く知るに及び、素晴らしいエネルギ−を感じました。


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私たちが宿泊した城山観光ホテルから早朝、温泉につかりながら、桜島の山影から昇る日の出の太陽を眺めたとき、数百年の島津家の歴史を感じ、心の奥底まで感動しました。


なぜ、鹿児島を訪れたのかというと、次男が東京と鹿児島の2か所に勤務することになり、これを機会に3人の娘たちを緑の多い、鹿児島県の薩摩川内市で育てたいということで、東京から引っ越したからです。鹿児島は息子の嫁が生まれた場所でもあります。


家内と二人だけの旅は、おそらく1965年の新婚旅行以来でしょう。
次男の一番上の娘が、このたび小学校に入学するので、孫の入学式にジジ、ババ二人で仲良く参列したいための鹿児島行きでした。また、息子たちがこれから暮らす環境も見ておきたいという、親としての気持ちがありました。

この地を訪れてみて、自然がとても豊富な環境で、逆に我々二人が仕事をすべて終えたあとで過ごしてみたいくらいの場所で、息子の家族をとてもうらやましく感じました。
私にとっては小4から中2まで過ごした盛岡が、いまだに私の脳裏に強烈に焼き付いていますので、孫たちにとっても、そんな故郷になるのでしょう。

入学式自体は、どこにもある入学式と同じでしたが、東京から離れた薩摩川内の自然に囲まれたこの場所に行き、しばらく時間を過ごすことができたことは、私を素晴らしい気持ちにさせてくれました。

予定をこなした私と家内は薩摩川内駅で、別行動となりました。家内は仕事場のある大阪に行くため空港に、私は鹿児島市内に1959年に訪れた時の面影を求めて出かけました。
私は、その時屋久島木材という会社の鹿児島出張所の方に連れられ、初めて焼酎のお湯割りを飲んだ思い出の場所を見つけようとしたのですが、とうとう見つかりませんでした。鹿児島市内の様子に昔の面影はほとんどなく、大きく変わっている様に50年の時の流れを感じました。

夜になり、フェイス・ブックで友達となった、地元鹿児島の柳田剛二さんが、友人の皆さんを誘って、6人の方たちと懇談を楽しみました。

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翌日に、私が指宿を訪れることを知って、3人の方が車で指宿まで案内しましょうといってくださり、ご好意に感動して、車に乗せてもらって指宿に行くことにしました。

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翌朝は晴天の中を指宿までドライブをしながら、昨夜に引き続き、いろいろと話をしました。
私が指宿名物の砂風呂を体験したいと申したところ、海辺の砂風呂に案内をしてくれました。冒頭の写真のような姿です。
砂風呂に入る前に、有名な浦島伝説の発祥の地となった枚聞(ヒラキキ)神社に参拝をしました。この神社に参拝して、私は言葉でどう表現してよいかわかりませんが、とても不思議な荒々しいバイブレ―ションを感じました。早速、私たち一行はお神籤を引きました。私のお神籤は、何と1番、大吉でした。


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だんだんと指宿に近づき、開聞岳の雄姿を見た時、昔のことが思い出され、懐かしさが込み上げました。


私は大学時代に、ドングリコーラスという合唱団に所属していました。その時、同じ早稲田の電気工学科の親友3人を誘って、当時から有名だったダーク・ダックスを目指し「ヴォーカル・テトロード」という名前の合唱グループを結成していました。
4年生になる直前に、電気工学科として学年最後の団体旅行を企画して、九州の電気関係の会社を探訪することにしました。霧島温泉での打ち上げのあと、合唱グループの4人で開聞岳に登り、頂上で我々にとってお馴染みの曲を歌ったことを、とても懐かしく思い出しました。

私が初めて鹿児島を訪れたのは1959年の春でした。私はこの機をとらえ、日本の最南端の島、屋久島に行きたいと思いました。調べていくと、屋久島には九州で最も高い山があり、登攀を誘うような岩壁まであることがわかりました。よく一緒に山に登っていた親友と2人で、屋久島に渡ることにしました。
まだ、屋久島はおろか、鹿児島にも飛行機は行っていませんでした。
当時、鹿児島港から140トンの漁船がでており、それに乗って移動することにしましたが、鹿児島で、乗船前の時間調整のための数日間を過ごすことになりました。
屋久島に渡った私と友人は、それから島に1か月余り滞在するハプニングが起こりました。
この旅については、何かの時に書くことにしましょう。

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さて、今回の指宿は、ワイル博士のお弟子さんの一人である内科医の原田美佳子先生が、メディポリス指宿に勤務されているので、ぜひお会いしたみたいと思い訪れることにしました。
メディポリス指宿は、加速した重粒子線を用い、限られた局所のガンに照射して治療するという、ガン治療の最先端技術が行われている場所です。


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ガンをこのような方法で治療することについては、あまり好ましいと思っていませんが、ワイル博士の薫陶を受けた原田美佳子先生にお会いすることが、大変楽しみでした。
原田美佳子先生とは、以前、穂高養生園で開催されたワイル博士のワークショップの時にお会いしており、原田先生からメディポリスが、ワークショップを行うのにとても適している場所であることとを、以前からお聞きしていましたので、訪問は大変興味がありました。


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原田先生は、この施設の中でたった一人の内科医として重粒子線照射の治療で副作用が出た場合の対処や、重粒子線照射前の健康管理を担当しておられるとのことでした。
私が訪れる前に、同じくワイル博士の薫陶を受けられた神戸の内科医である服部かおる先生が、私たちの間を取り持っていろいろと情報を流してしてくださり、また、私たちもお互いに腹蔵なく情報交換ができたので、お目にかかる機会を心待ちにしておりました。


大変お元気そうな原田美佳子先生と久しぶりにお会いし、さらに、2年前にカナダから来て研修を兼ねて働いているTerry Priceさんを紹介されました。
ここまで連れてきてくださった柳田さんたちを原田先生に紹介し、前日からのご縁に深く感謝をしながら、再会を約束して、この場で皆さんとはお別れしました。

私は研究所に隣接する大きなホテルである、指宿ベイテラス ホテル&スパにチェックインし、早速、太極拳のワークショップがあることを聞き参加しました。室内は運動などを目的として作られた大きな鏡の付いた部屋でした。

夜は、原田先生、Terry Priceさんと私の3人で夕食をしました。原田先生はこれからの医学への意気込みや、この素晴らしい環境でのご自分の仕事のあり方のこと、Terryさんは、今まで自分が行ってこられた行動療法を含むワークショップのことや、カナダの各地でいろいろと行ってこられたお仕事などなどを聞かせてもらい、私はフィンドホーンとの関係ができたことから、世界が広がったことなどを話して、指宿の地で熱っぽく語り合いました。

夕食の後、ロビーに置いてあったグランドピアノを弾き、お二人とお別れした夜は、かけ流しの野天風呂の温泉に入り、心置きなく一人で空に輝く星空を堪能しながら、この指宿に53年ぶりに再び来ることができた幸福を感じて、感謝の気持ちでいっぱいでした。
私は何よりも、ここの温泉が本当に素晴らしいと思いました。5つの小部屋に分けられた個室の温泉で、制限時間が1時間というシステムを取っています。

翌朝、私はいつものように日の出の1時間前の真っ暗な中、ホテルを出て展望台のある裏山に登りました。登る道は、いつも登っている女神山とは違ってなだらかで、とても整備されており、日の出前にさえずる鶯の声に大歓迎されて、2つの展望台を次々にまわりました。

展望台で日の出を眺めた時、眼下に広がる指宿の市街、反対側にそびえる懐かしい開聞岳、その下には、深い鯰池が青い色で静まっていました。その見事な風景を見た時、この場所でスマイルワークショップをしたら楽しいだろうと、閃きました。

番外編のスマイルワークショップ?指宿を計画してはどうだろう。
これからこのアイデアが、実現可能かどうかを練っていこうと思っています。

16日は、NHK文化センター青山で、「自然治癒力と意識」の第2回がありました。大きなカリキュラムを踏まえていますが、内容は臨機応変に毎回変えています。今回も講義が終わった後はみなさんから拍手が起こり嬉しくなりました。
NHK文化センター青山では、1回限りお試しの聴講も可能です。ご希望の方がおられましたら、どうぞ。毎月第3火曜日の午後3時30分から5時までです。
内容は私にお問い合わせください。喜んでお知らせいたしますから。

(署名)愛 心