2014年10月 寺山心一翁 月の言葉 | 寺山心一翁のガン治しの方法は、ガンに愛を送ること、意識を高めること。

寺山心一翁 月の言葉

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2014年10月の言葉−New Story Summit

2014年10月の言葉
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9月の言葉の終わりに少し触れましたが、9月27日からフィンドホーンで開催されたNew Story Summitという名前のカンファレンスに参加しました。
これは、フィンドホーンの創設50周年のときに開かれた評議員会で決まった案でした。
その後Roger Doudnaさんが評議員の同意を取りながらまとめ上げた内容をベースに立ち上げました。


2014年10月の言葉
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今までの西欧的な思想の概念の中に、特に後進国といわれている国の人たちから新しい概念を呼び込もうという主旨でした。参加者の募集を始めてみたところ、9月のカンファレンスが、3月末にはすでに満員という事態になり、参加を予定していた評議員で何人もの人たちが、実は参加できなくなってしまっていました。

キャンセル待ちが100名を超える中、335名が世界各国からフィンドホーンに集い、その勢いは、何かこれまでのカンファレンスとは違いました。


27日朝7時過ぎ、アバデーンから列車に乗って、10時半にフォレスの駅に到着。駅からはバスでフィンドホーンの会場であるパークに着きました。着いてみると、いつもサッカーやバレーボールなどを行なっている場所と、ユニバーサル・ホールの前にテントが設営されており、その場所が参加者の受付になっていました。

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受付に着くと、ドロシー・マックレーンさんが私の到着を迎えたいと、会いに来てくださり"Shin!"と喜びでいっぱいの顔で、大きな声で呼びかけてくれました。
創立者で存命なのは現在一人となったドロシーさんは94歳です。私に会いに来てくださったことに、まず感動してしまいました。


ドロシーさんは、2001,2004,2007年と3度来日されて、ワークショップのオーガナイズさせていただき、また、私のオフイスにもきてくださったご縁をしみじみと感じ胸がいっぱいになりました。
フィンドホーン共同体発祥の地である「The Park」は、多くの人で賑わっていました。

カンファレンスの期間に私に与えられた宿舎は、パークの中にあるアラン・ワットソンさんの家でした。アランとは1988年以来の知り合いです。彼はTree for Life Projectのリーダーとして、羊の牧畜のために失われた、カレドニア時代の森林を新しく植林することで、昔の豊かな森林を取り戻そうとするプロジェクトを進め、私も過去に、ボランティアとして参加したことがありました。

さて、午後からのオープニング・セレモニーには、David SpanglerさんがシアトルからSkypeで参加しました。会場のスクリーンに大写しにされ、お祝いの言葉と共にフィンドホーンの思い出を語った見事な講演に、会場は感動に包まれ、長い時間、拍手がやみませんでした。

今回のNew Story Summit Conference は、台湾、韓国、タイなど、アジアの国々の若い人々や、アメリカからは、ハワイ、ネイティブアメリカンのナバホ族、南米はペルー、アフリカのいくつかの国の、ヒーラーやミュージシャン、メディスンマンやストーリーテラーも集まりました。古くから伝わる智慧を引き出そうという試みで、評議員会(Fellowship meeting)が提案して、百回以上にわたるメールでの討論をおこなって、一歩ずつ内容を検討して決めてまとめあげたカンファレンスでした。私も討論のプロセスに参加したことから、何としても参加したいという思いでフィンドホーンを訪れることができました。参加することができて、ユニバーサル・ホールに近いアランの自宅に泊めてもらって、1週間にわたるカンファレンスを大変楽しむことができました。

最初のRitual Openingで、私は東洋人として、また日本人の代表としてホールの中央に出て、まず東の方角に台湾から来た女性と2人で立ちました。
そこに、世界各国の原住民の人たちを中心にした人たち加わって、一緒に立つセレモニーからはじまりました。このセレモニーを始めるにあたって、ホールの中心にたった人たちが代表して、短い言葉で象徴的な一言を唱えるとき、私は「Love and gratitude」と大きな声でゆっくりと叫びました。

最初の日は、西欧人が得意な論理的に分析する方法で、カンファレンスは進められていきました。すると、ユニバーサル・ホールに集まった人たちの心は、失望で混乱状態に陥り、不安が蔓延して収拾がつかない雰囲気になっていきました。
この状況を収めるために、新しい提案がなされて、祈りのセレモニーをおこなうことになりました。

夜の10時に、講演会がすべて終了したあと、ユニバーサル・ホールから列をなして、参加者一人一人が祈りを込めた木や小枝を持ち、フィンドホーンの人たちがよく使っている、400メータぐらい離れた砂地の集会場に、真っ暗な中をそろりそろりと移動をし、焚火の準備が始められました。

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まず、ハワイから参加した原住民と思われる長老が、静かに朗々と祈りの祝詞のような言葉を述べた後、祈りを込めた木を焚火の中にくべました。あとには、世界各地の原住民からなる人たちの唱えるマントラや祈りの儀式が粛々と行われていきました。焚火を囲んで自然への祈りのセレモニーが始まりました。

その夜は美しい星空で、天の川が頭の真上に輝いて横たわり、北極星がほぼ80度に近い真上の位置に見られました。その他の星と区別ができないくらいの星がいっぱいの空に北極星が光輝いていたのが、私にはとても感動的でした。


フィンドホーンは北緯57度40分にありますので、夜になると屋外の気温は低く、皆は寒さに震えながら祈りの言葉を唱和しました。そうしているうちに、徐々に怒りや失望が収まっていき、参加者の心が不思議とまとまっていきました。焚火を囲むセレモニーは、夜は11時半近くまで続けられ、参加者の気持ちは収まっていきました。 分析をしていくにしたがって人は苛立ち、祈りのセレモニーをすることで心は落ち着いて、癒やされていくという過程を見ていて、大きな気づきに出くわしたように感じました。

私はこの夜、このような混乱から終息という流れに参加し、最後までこの光景を見続けていました。私はとても疲れておりましたが、なぜか不思議にもそれほど寒さを感じませんでした。

到着したばかりでこの夜はとても疲れてしまいましたが、翌日の日曜日はブランチでしたので、翌朝はゆっくり遅くまで寝て、そのあと朝のテーゼを歌う会に参加して、だんだん疲れが回復していきました。

さて、二日目以降は、初日と同じようなに、分析、討論、失望、落胆の後に、和解するという手法でセレモニーが行われました。
カンファレンスのプログラムは、会場ごとに催されていたので、すべてには出席できない仕組みでした。
最後日の午後は、男女のペアによる象徴的な儀式が、ホールの中央で繰り返し続けられ、見ている参加者は儀式のエネルギーで深い感動を覚えました。フィンドホーンならではのスピリットにみちた1週間のNew Story Summitカンファレンスは終了しました。

その後のフィンドホーンからの知らせで、参加国はScotlandを含むGreat Britain以外に、なんとAustralia, Brazil, Canada, China, Colombia, Czech Republic, Democratic Republic of Congo, Denmark, Egypt, Germany, India, Israel, Japan, Kenya, Namibia, Nigeria, New Zealand, Palestine, Peru, Philippines, Russia, Senegal, Slovakia, Sweden, Thailand, Turkey, USA, Zimbabwe の国々だったことを知りました。世界中、普段めったに参加しない国の人も集った貴重な会議になりました。
なお、このカンファレンスの状況は、10ポンドと有料でしたがインターネット中継しました。
終了後の土曜日の午前10時から評議員会の反省会があり、色々と感想を伝え合って12時に終了し、記念写真を撮り、今回の成功を祝って解散しました。
そのあとで私は何人かの人たちにお礼のあいさつをして、渡辺邦江さんの新しい住居に案内されて食事を一緒にして、午後の列車でAberdeenに向かい、帰国の途に就きました。本当に忙しい1週間でした。

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14日の午前中、メッセンジャーの編集長であり、「命はそんなにやわじゃない」の著者杉浦貴之さんが私の事務所を訪ねてくださいました。

12月26日に刊行予定の「messenger」に私の記事を掲載してくれるにあたっての取材訪問でした。杉浦さんも今から15年以上まえに28歳の若さで、がんの余命宣告半年から見事に回復し、その後の人生でがんの人たちのために、がんサバイバーホノルルマラソンツアーなどをおこなって頑張っています。熱心に取材していただいた雑誌は、まもなく出版されるでしょう。


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その日の夜は、朝日カルチャーセンター新宿で、3回シリーズの意識の超越理論の第1回がはじまりました。初回からたくさんの人たちが参加してくれたことを見ると、意識の大切さを感じ始めてきているように思えました。今回は意識に関して、皆さんの関心がとても強くなってきていることを感じながら、話を進めました。


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18日の午後、明治神宮の参集殿で開催された、龍村仁監督の第8番へのカウントダウンの催しで、第7番・「昔の叡智未来の科学」に参加しました。
すでに何回も観ているのにもかかわらず、この日は映画の中で語られる言葉が、特に深く心に響き私は感動のしっぱなしでした。


ワイル先生の言葉の一つ一つは、常に科学的な西洋医学と、伝統的な療法の優れた点の両面を見ながら、医学の叡智を説き続けるワイル先生ならではのものがありました。
そして、高野孝子さん、ジャック・レモンさんの言葉にも、深い感動と共感が私の心に次から次と訪れました。高野さんは、現在早稲田大学で教鞭をとられております。
ぜひ、第7番を、何度も見られることをお勧めします。
そして第8番は「樹の精霊とともに聴く」というテーマで制作されているとのことです。
2011年の東日本大震災の時に、津波に流された樹木の一部を使ったヴァイオリン、ビオラ、チェロの物語が作品に流れているとのことです。
来年4月以降のロードショウ開始を、今から楽しみにしています。

2014年10月の言葉
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24日から26日は、スマイルワークショップでした。
今回は、精神から魂の意識レベルへ〜『自分の存在を愛し、認め、許す』というテーマに沿った内容でした。
澄んだ秋空の中、初日が新月だったので、ワークの中に新月の祈りを加え、また、秩父の34ヶ所ある観音霊場の札所が12年に一度のご開帳の期間だったので、農園ホテルから足で歩いて行ける3つの札所を選び、参拝することができました。
歩くときは無言、しかも早足で、行脚のような参拝は、参加者のグラウンディングを強化するために大変な効果をもたらしたようでした。


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30日には真弓定夫先生と内海聡先生の対談講演会、「医学不要論」を聴きに行きました。
真弓先生のお嬢さんの紗織さんが、主催と司会進行をされ、会場には300人近い人が来場して講演会は大変盛り上がりました。

二人の医学博士が、病を治すために医者も薬もいらないということを、確固たる根拠をもって伝え、質問に答えるという素晴らしい内容で、私は大変感動しました。この調子でいくと、大病で命を落とす人も必ず減ってくると思いたいです。


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秩父でのワークショップも1年が経過し、だんだんと私の中に、この土地の素晴らしさも根づいてきているように感じています。これからの発展が楽しみです。


(署名)愛 心