2017年5月 寺山心一翁 月の言葉 | 新緑の5月は、高知、岐阜、秩父、動き回りました。

寺山心一翁 月の言葉

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2017年5月の言葉−新緑の5月は、高知、岐阜、秩父、動き回りました。

2017年5月の言葉

2日は新宿の朝日カルチャーセンターで「意識の超越理論」の第2講がありました。
2講は、「心の意識〜精神・魂の意識へ」についての回です。

心の意識レベルと私が位置付ける状態は、心の状態でいうと、不安や様々なネガティブな状況が収まったレベル。宗教も心のことをとても大切に扱い説いています。

しかし、私の眼には、心の意識レベルに留まっていると、その先の意識に進んでいくことが滞ることが多いように見えます。今回は、精神の意識レベルに進むプロセス、さらにその状態から魂の意識レベルに進むプロセスについてお話しました。心から魂の意識レベルの中で、『チベットの死者の書』についても触れました。
身体から魂が飛び出す、臨死体験といわれることは、体験者が語っている言葉によると、意識が高まる現象と共通点がたくさんあると考えます。この本に、死者の耳元で、魂がちゃんと解脱できるよう、ラマ僧が声をかけてあげるということが、記述されています。
私は、死に赴いた者の意識が、無事に魂の意識に進むことを促すことが書かれていると考えています。

2017年5月の言葉

魂のレベルに意識を上げることは、精神の階段を上りつめた魂の成長にほかなりません。古来より精神統一という言葉があります。
精神には方向性あります。各人の内にある精神を統一すると、方向性が見いだせるでしょう。向かっていく方向が明確になると、そこを目指して前進することができます。


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5月7日、NPO法人高知緩和ケア協会と高知県の主催、第22回豊かないのち講演会で、講演をさせていただきました。


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この縁の始まりは、2年前の10月に岐阜で開催された「第39回死の臨床研究会」に遡ります。この学会に高知県から参加されていた、医師の山口龍彦先生が私の話しに興味を持ってくださり講演後に私に話しかけてくださったのです。そして今回の高知講演に繋がりました。


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高知では、年に1度、緩和ケアに携わっている医療者や、患者さんのために講演会を企画しているそうで、山口先生は、2年越しで私を高知に招いてくださる計画を立ててくださいました。


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講演前日の6日に高知入りした私を、多忙の中、山口先生がわざわざ空港まで出迎えてくださり、桂浜に連れて行ってくださいました。


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坂本龍馬は私の生まれた年からちょうど100年前に生まれたことを知りました。
打ち寄せる波を見ながら桂浜の各所を案内してくれました。



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ガンの患者さんに対して、緩和ケアが果たす役目は大きいと思いますが、入院して積極的な治療を行わない終末期医療にかかる負担は、患者も含め多方面に大きなものとなっているかもしれません。


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この講演会には、四国に住んでいる、過去に私のワークショップに参加してくださった方々も駆けつけてくださいました。17年ぶりにお会いできた方もいて、本当に嬉しい奇跡の再会でした。


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16日から18日はワークショップのため秩父で過ごしました。
新緑の中を2泊3日、皆さんと野外でもワークショップを楽しみました。
宿舎からよく出かけるのは、秩父神社と、秩父の34の観音霊場、いわゆる札所のうちのいくつかですが、この地にも、弘法大師・空海にゆかりのお寺があります。高知から帰ったところでしたので、地縁というものや、ワークショップに集ってくださる皆さんのことも、改めてご縁は授かりものであることを痛感していました。


2017年5月の言葉
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20日メダカの学校の創立記念日にお話しをさせていただくため、岐阜県中津川に行きました。


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メダカの学校の遠藤榮子先生に初めてお会いしたのは、20年も前のことでした。以来一度もお会いすることなくいたのですが、和歌山で講演をしたときに、いらしてくださって、再会しました。以来、折にふれて中津川の堂場(遠藤先生はあえて「堂」の字を使っています)をにお招きいただいています。この日も、メダカの学校を慕う、会場に座りきれない位たくさんの方々が遠いところからいらしていました。


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27日には、日比谷で内海聡先生が主催した食のシンポジウムがありました。三浦直樹先生や、臨床に携わる看護師さんがご自身の病気を治したことを中心に講演をされました。
私も少しお話しさせていただきました。


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5月も高知、岐阜と地方での講演や、秩父のワークショップ、都内でのシンポジウム参加、講演会と、多くの人にお会いできた、楽しいひと月でした。


(署名)愛 心
寺山心一翁

(文中の肩書や固有名詞などは、2017年5月時点のものです)